月額250円マイそく「スーパーライト」特徴・おすすめできる人を紹介

2023年2月22日に格安SIMのmineoが「スーパーライト」プランをリリースしました

このプランは月額わずか250円で音声通話と最大通信速度が32kbpsに制限されるかわりに、データ容量が使い放題の通信プランになります

通信速度32kbpsでは、YouTubeやTwitter・Instagramなどは利用できません。メールやLINEメッセージによるテキストの送受信がおこなえます

そのため「スーパーライト」は電話の利用がメインの人、低価格でサブ回線を持ちたい人に最適なプランになります

たとえば・・・

高齢の親に電話のみの携帯電話を用意したい
子供に電話のみのスマホを用意したい
通信障害に備えて、予備の回線を用意したい

またマイそくには、通話とデータのオプションが格安で用意されているため、組み合わせ次第でコストパフォーマンスを発揮するプランになります

この記事では新プランの特徴やオプションの利用シーン、注意点などを解説します

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【注意事項】
・1回線につき1回のみの適用
・法人名義の方は対象外

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「通話用・サブ回線用におすすめ」3つの理由
メール・LINEの使用感と音声通話の基本
1. メールとLINEの使用感をチェック
2. 音声通話は大手キャリアと同じ品質
スーパーライトの基本情報
1. 「マイそく」スーパーライトの基本情報
2. 「マイそく」スーパーライトのデータ・通話オプション
おすすめの人
スーパーライトの注意点
まとめ

「通話用・サブ回線用におすすめ」3つの理由

スーパーライトは通話用またはサブ回線におすすめなプランです

なぜスーパーライトが通話・サブ回線におすすめなのか？理由は3つあります

月額基本料金が安い
かけ放題オプションが安い
24時間データ使い放題が安い

とにかく安いので電話番号が維持しやすいです

1つ目.「月額基本料金が安い」

スーパーライトはメール・LINEメッセージができる通信速度に限定したプランです

現在のスマートフォンの料金体系は、使用するデータ容量に応じて月額料金が設定されています。大手通信キャリア・サブブランド・MVNO(格安SIM会社)でも同じです

▼データ容量別料金の一例

データ容量	ドコモ irumo (割引適用後料金) ※大手通信キャリア	Y!mobile シンプル2 (割引適用後料金) ※サブブランド	iijmio ※格安SIM会社
0.5GB	550円 ※割引適用なし	–	–
2GB	–	–	850円
3GB	880円	–	–
4GB	–	1,078円	–
5GB	–	–	990円
6GB	1,540円	–	–
9GB	2,090円	–	–
10GB	–	–	1,500円
15GB	–	–	1,800円
20GB	–	2,178円 ※1GB以下の利用時は1,078円	2,000円
30GB	–	3,278円 ※1GB以下の利用時は1,078円	2,700円
40GB	–	–	3,300円
50GB	–	–	3,900円

税込価格

データ容量を基準にした料金プランは、データ容量が増えれば料金も高くなります。そしてデータ容量があまった場合は、翌月に繰越もしくは消失する場合がほとんどです

ただし、Y!mobile の20GB・30GBプランのように一定の条件に基づいて料金が変動するプランもあります

電話だけ利用したい人には、データ容量を基準にした料金プランは最適な選択とは言いにくいです

これに対してmineoの「マイそく」は、通信速度に応じて月額料金が設定されています。データ容量をいくら消費しても月額料金はかわりません

▼マイそく料金一覧

サービス名	速度	料金
スーパーライト	32kbps	250円
ライト	300kbps	660円
スタンダード	1.5Mbps	990円
プレミアム	3Mbps	2,200円

税込価格

通信速度は、速くなればできることが増えてストレスなく利用することができます

「スーパーライト」については、通話とメール・LINEメッセージによるやりとりを想定しているので通信速度はかなり低く設定されています

余分なデータ通信がないので料金が抑えられています

月額料金が安いので長期的な維持がしやすくなります。通話の頻度が少ない人も始めやすくなるため、スーパーライトは通話用・サブ回線用におすすめなのです

2つ目.「かけ放題オプションが安い」

「スーパーライト」の基本料金は250円と安価なので「あまり電話はしないけど持っておきたい」と考える人にも利用しやすいプランです

ただし通話料は30秒22円と大手通信キャリアと同じです。通話時間に応じて料金が発生するので、思わず料金が高額になってしまうことがあります

長時間の通話や通話回数が多い人は、定額の通話オプションを利用する方法があります

mineoの通話オプションは「24時間かけ放題」と基本料金を合わせても1,460円で利用できます

通話回数が多い場合や通話時間が長い場合も、タイプの異なる通話オプションが用意されているのでカバーがしやすいです

▼mineo定額通話オプション

通話オプション	料金
24時間かけ放題	1,210円
10分かけ放題	550円
10分通話パック	110円

税込価格

毎月の通話料金が一定に保たれるので通話時間や通話回数を気にせず安心して話ができます

スーパーライトと通話オプションは、コストパフォーマンスに優れた組み合わせなので通話用におすすめです

3つ目.「24時間データ使い放題が安い」

スーパーライトは、月額250円と低価格で通話用・サブ回線用に適したプランです

一方で通信速度は32kbpsと低速なため、まとまったデータをやりとりすることはできません

そのためスマホのOSやアプリケーションの更新、メイン回線の障害によりサブ回線経由のWeb検索や動画再生など、一時的にデータ通信が必要な時は対応ができません

そこで利用したいのが「24時間データ使い放題」です

1回198円で24時間速度制限を受けずにデータ通信がおこなえます。必要なときに大量のデータ通信が可能なので、コストを抑えつつ柔軟に対応できます

「24時間データ使い放題」は、いざという時だけ利用して無駄なデータ通信料を抑えることができるので、通話用・サブ回線用にスーパーライトを考えている人におすすめです

メール・LINEの使用感と音声通話の基本

「スーパーライト」は、通話とメール・LINEをおこなうためのプランです

メールとLINEは、インターネットを経由してメッセージのやりとりをおこないます。そのため通信速度が遅いスーパーライトでは実用性が気になりますね

実際に最大32kbpsの通信速度でメッセージの送受信をおこないました。その結果と送受信の様子を動画にしたので参考にしてください

メールとLINEの使用感をチェック

メールとLINEの送受信をためしました

SIMはスーパーライトが手元にないため、マイそくの「ライト」を使用。ライトは12時～13時に通信速度が最大32kbpsに制御されるため、この時間帯に実施しました

▼結果

テスト内容	メール	LINE
テキスト送受信	◎	◎
写真送信	＜サイズ＞ ① 約50KB ⇒ 〇 ② 約120KB ⇒ △ ③ 約1MB ⇒ △	〇 ※写真サイズは約400KB
写真受信	＜サイズ＞ ① 約60KB ⇒ 〇 ② 約200KB ⇒ △ ③ 約1MB ⇒ ×	〇 ※写真サイズは約400KB
LINEスタンプ送受信	–	◎

凡例　◎：ストレスなくできる　〇：ややストレスだけどできる　△：ストレスだけどできる　×：できない

メールはiPhone標準のメールアプリを使用。iPhoneのメールアプリは、写真を送信する時に画像の大きさを大・中・小の3パターンに変更できます

メール送信は、写真の大きさを3パターンに分けて実施

LINEで写真を送信するときは、LINE内の写真画質を「標準」設定でおこないました

LINEの初期設定では、写真画質は「標準」で設定されています。オリジナルの写真よりファイルサイズが小さくなります

テキストとLINEスタンプの送受信はストレスなくできるので困ることはなさそうです

写真も送受信はできるけど時間がかかります。写真を送る場合は、画像加工アプリで画質を下げてファイルサイズが小さくなるようにした方がよさそうです

音声通話は大手キャリアと同じ品質

音声通話の品質は、大手キャリアと同じなので安心して利用できます

格安SIM会社は、大手キャリアの電話網を利用しているので品質に差はありません

通話時の品質に問題があるとすれば「相手の声が小さく聞き取りづらい」「プチプチ途切れて聞き取りづらい」などです

この問題は、スマホと基地局の接続が不安定なために起きていることなので、格安SIMや大手キャリアによる違いはありません。ただし「mineoでんわ」のような専用通話アプリを利用した場合には同じ通話品質にはなりません

「mineoでんわ」については、こちらで解説しています
⇒ mineoでんわの全貌を解説「mineoでんわとは」から利用方法、よくある質問までお答えします

スーパーライトの基本情報

ここでは簡単にマイそくスーパーライトの基本情報を確認しましょう

マイそくスーパーライトは、月額250円で電話番号が維持できるmineoのサービスです

「マイそく」スーパーライトの基本情報

通信速度	32kbps
月額料金	250円
通話料	30秒22円｢mineoでんわ｣利用時は30秒11円
通信回線	docomo au ソフトバンク
初期費用	契約事務手数料：3,300円 + SIM 又は eSIM 発行料：440円
eSIM対応	docomo au
解約手数料	なし
最低利用期間	なし
支払い方法	クレジットカード

(すべて税込表示)

「マイそく」スーパーライトのデータ・通話オプション

サービス名	料金	サービス内容
10分かけ放題	550円	1回の通話時間が10分まで無料 ※超過時30秒11円
24時間かけ放題	1,210円	1回の通話時間が24時間無料 ※超過時30秒11円
10分通話パック	110円	月の通話時間が10分まで無料使わなかった分は翌月10分間まで繰越可能 ※超過時30秒22円
mineoでんわ	無料	専用アプリ「mineoでんわ」から発信で国内通話料が30秒11円
24時間データ使い放題 (都度利用)	198円	サービス購入後から24時間「マイそく」の速度制限を解除 ※月曜～金曜・祝日の昼12時台も利用可

(すべて税込表示)

おすすめの人

「スーパーライト」は手の届きやすい料金設定ですが、通信速度は遅いため、電話とメールの利用がメインのプランになります

またメイン回線の障害対策としてサブ回線を探している人にもオススメのプランです

オプションと組み合わせることで利用の幅が広がるプランになります

おすすめの人

電話は受けるのみ、メールで連絡を取り合う人
障害対策にサブ回線を用意したい人
長時間電話をする人
短い電話を月に何回もおこなう人
月の電話が10分でおさまる人

必要に応じてオプションを追加することで、自分に合った環境を整えることができます

電話は受けるのみ、メールで連絡を取り合う人

「スーパーライト」のみで利用します
相手から電話がかかってくるので自分からはほとんど電話しない、メールで連絡をとる人におすすめです

ガラケーからスマホへ切り替え先を探している人

利用しているガラケー(3G)がサービス終了するのでスマホに切り替えたいが料金が高くて悩んでいる

格安SIMを見ているが色々ありすぎてわからない

スーパーライトはau・ドコモ・ソフトバンクの回線から選べます

利用中の回線と同じものが選べるのでストレスなく切り替えができます

小さい子供に安心できるスマホを持たせたい人

外出した時に子供と離れてしまったので電話して安全を確認したい

通信速度が遅いためTwitter・instagram・webサイトの閲覧はできません。そのため有害なコンテンツが表示されることもないので安心して持たせることができます

いざという時に通話ができるので安心です

障害対策にサブ回線を用意したい人

「24時間データ使い放題」を利用します

高速通信が必要な時に1回198円を払うと速度制限なく24時間データ通信ができます

私もマイそくを利用しているのですが、遠方へ向かう時などに「24時間データ使い放題」を活用しています。利用中は3日間10GBの速度制限がないので快適です

メイン回線の通信障害に備えてサブ回線を用意したい人におすすめです

ただしメイン回線がドコモ・ソフトバンク・楽天を利用中の人で、24時間データ無制限は月に1回しか使わない人はau系のpovoがオススメです。

povoは基本的に月額0円です。24時間データ使い放題は1回330円で利用できるので月に1回の利用ならpovoがお得です。ただし180日間、利用料金が発生しないと解約になるため注意が必要です

	mineo スーパーライト	povo2.0
基本料金	250円	0円
24時間データ使い放題	198円	330円
使い放題月1利用時	448円	330円
使い放題月2利用時	646円	660円
使い放題月3利用時	884円	990円